C-BOX通信(2022年8月号)

「経営・ビジネス・生活」のちょっとしたヒントや気になる話題など様々なお役立ち情報を発信します!

はじめに

今年の夏は、何かはっきりしない夏ですね!6月25日頃には梅雨明け宣言がなされ、6月の終わり頃から38度近くの猛暑日が続いたと思いきや、7月に入って梅雨が戻ってきたように雨が続き、そして8月もお盆過ぎても、雨や曇り空が続くいつもの夏らしくない夏です。

ただ、まだまだ、夏の暑さだけは続きそうなので、熱中症にはお気を付けください。また、コロナウィルス第7波が猛威をふるっております。私も今回のBA5に感染致しまして、皆様にご迷惑をお掛けしました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。このBA5、(個人差はありますが)重症化はしないようですが、感染力が非常に強いので引き続き、感染対策に気を遣って下さい。

それでは、鬱とした夏の天気を吹き飛ばすように8月のC-BOX通信をお届け致します。

今月のコラム

「何をもって成長とするか!」

皆は、法人のお客様の決算前後で、翌事業年度の経営計画の作成についてお手伝いさせて頂いておりますが、その中で、利益計画を立てるにあたって、最近特に助言しているのが、売上を追うのではなく、利益をいかに確保するかということです。

今や、高度成長期、バブル期のような経済成長が国内、海外を問わず見込めない中、成長の基準は、売上ではなく、利益、利益率と考えるからです。

確かに会社経営を行っていく上で、人件費、地代家賃、減価償却費といった固定費は必ず一定額発生し、それを上回る売上は必要ですが、売上を追うあまり、それに付随する仕入、外注費等の変動費がかさみ、さらに人件費がかさみ、さらに人件費等の固定費まで増加していけば、利益率が低下し、増収だけど、減益、また、赤字へ転落という事態になりかねません。

そこで、売上計画を策定するにあたって、前年度何%UPという基準ではなく、前年度並み、ないしは、前年度より減収を前提に、売上から、仕入や外注費といった変動費を差し引いた限界利益及び限界利益率を前年度から何%UPさせるかということに注力するように助言しています。

具体的には、計画売上高を一定にして、限界利益率で趣味レーションし、達成可能な利益率に少し負荷を掛けた利益率を基に利益計画を策定していきます。固定費については、戦略的に増加させるもの、削減するものをメリハリ付けて予算化して、目標とする利益額を算定していきます。このような計画策定プロセスを経ることで、需要が減退しても、一定額の利益確保が出来るという自信につながっていきます。

もちろん、特需があれば、売上増、利益増となりますが、それはあくまでもおまけとして、そこで得た利益を決算賞与という形で従業員に還元することも進言しています。

このような考え方は、たいそうに言えば、「付加価値を高める経営」につながっていきますが、会社の成長、特に、中小企業においては、規模でも、売上でもなく、いかに付加価値の高い商品・サービスを提供し、利益を上げていくかということではないかと考えております。
付加価値を高めるということを極めていけば、それが成長につながっていくのではないでしょうか。


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継続するチカラ

「継続は力なり」
経営にも同じことが言えます。事業が継続するからこそ会社が発展し、その事業が承継されるからこそ会社が継続し、そして発展していきます。
有限会社コンサルティングボックスは、そのような事業の「継続」から「発展」へのチカラになってまいります。

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